本校は、昭和54年4月に開校されて以来、時代や地域のニーズに対応した教育課程の編成をはじめ、様々な先進的な取組を実践し、平成15年度に総合学科に改編されました。この間、地域の教育や文化の中心として郷土の発展に重要な役割を担うばかりではなく、心豊かで次代を担う有為な人材を輩出し、これまでに10、000名を超える卒業生を送り出しています。
校訓として「一意専心」を掲げており、生徒の皆さんには、その精神である「志す道に向かって、自分達がしなければならないことに集中して全力を注ぐ」を胸に、自分の生き方や進路目標について決意を定め、それに向かって努力を積み重ねてほしいと願っています。
本校の教育目標である「生徒一人ひとりの可能性を伸ばす学舎づくりの推進」に向け、特色ある教育課程の編成やPTAとの連携にも力を入れています。1年次の科目「産業社会と人間」、2・3年次の「未来プラニング」(総合的な探究の時間)の活動では、進路や職業への意識を高めるとともに問題解決能力、自己表現力の育成に取り組んでいます。また、放課後や長期休業等を活用して進学課外、進学プロジェクト、各種進路ガイダンス、インターンシップなど希望進路を実現する力を身に付ける取組等も行っています。PTA活動では、「保護者と教職員が一体となって生徒を支えよう」を合言葉とする『PTA教育力向上プロジェクト』に取り組み、文化祭への保護者の参加、進路ガイダンスの充実、空調設備の設置、通学路の街灯整備など、これまでも多くの成果を挙げています。
さらに、生徒チャレンジ目標である『自立した人になろう~自ら考え、判断し、行動しよう~』のもと、生徒が学校生活の様々な場面で主体性を発揮し、自立した責任ある行動ができる人へと成長することを支援しています。その結果、学校行事では生徒会を中心に全校生徒一人ひとりが主役となって活躍し、部活動ではここ数年、全国大会や中国大会に出場しています。進路実績においても、キャリア教育の多様な取組の成果として、就職から大学進学まで生徒一人ひとりが納得する進路実現を果たしています。
このように、本校の教育活動において、生徒は落ち着いた雰囲気の中で学習や部活動、生徒会活動やボランティア活動など充実した学校生活を送り着実に成長しています。
今後も、地域とともに歩む魅力ある学校づくりに努め、将来、社会に積極的に貢献できる人材の育成に向けて、教育活動の更なる充実に取り組んで参ります。
校 長 平 林 徹
「一意」とは、自分の心を一つのことに集中させる、また、みんなが心を一つに合わせる、という二様の意味があり、「専心」は何事にも熱中することです。つまり、志す道に向かって、自分のなすべきこと、またみんなでしなければならないことに一心不乱、全力を傾注することにほかなりません。
本校校章は、大江一人氏の手によるものです。
これは、「防西高」の文字を図案化したものであり、その鋭角的な線は、学問に志す若者の鋭さ、純粋さを表現しています。また、「高」を中心に置いた全体の逆三角形の広がりは、未来へと生々発展していく本校の伸びやかな明るさ、力強さを表現しています。
昭和53年10月 6日 山口県議会、山口県立防府西高等学校設置条例議決
昭和53年11月 1日 防府西高等学校、防府市佐波2丁目11番1号に設置
昭和54年 1月 1日 仮校舎として佐波小学校跡地を全面借用
昭和54年 4月 9日 開校式、第1回入学式
昭和56年 3月20日 佐波校舎閉学式、新校舎移転開始
昭和56年 3月31日 新校舎移転完了
昭和56年 4月 8日 文部省高等学校教育課程研究指定校
昭和63年11月 2日 創立10周年記念式典挙行
平成10年10月30日 創立20周年記念式典挙行
平成15年 4月 1日 総合学科に改編
平成17年 2月28日 普通科閉科式
平成20年11月14日 創立30周年記念式典挙行